この記事では、Windows10 エクスプローラーの邪魔な『クイックアクセス』を削除・非表示にする手順を説明します。
エクスプローラーを削除・非表示にする場合は、必ず最初に、エクスプローラーが開くフォルダーをPCに設定変更しておきます。
エクスプローラーを設定変更したあとに、レジストリエディターでクイックアクセスを非表示にします。
クイックアクセスを削除・非表示にするためにレジストリを書き換えていきます。作業を間違えると、PCの動作に不具合が出たり、起動しなくなる可能性があります。
自己責任でできる方のみに作業をおすすめいたします。なお、レジストリの書き換えによる動作不良・故障には責任を負いかねます。
1. エクスプローラー設定変更
エクスプローラーで開くフォルダーを、PCに変更しておきます。手順は次のとおりです。
- エクスプローラーの表示をクリックします。
- 右端のオプションをクリックします。フォルダーオプションが開きます。
- フォルダオプションの『全般』タブで、エクスプローラーで開く:PC に設定します。
- OKボタンを押すと、変更が適用されます。
エクスプローラーを再度開くと、見慣れたPCフォルダーが開きます。
レジストリの変更はこの状態で行います。
エクスプローラーで開く:クイックアクセスのまま削除・非表示のレジストリ変更をすると、エクスプローラーが開かなくなります。エクスプローラーで開こうとしたクイックアクセスが見当たらなくなるからです。
エクスプローラーが開かなくなると、元に戻すことが困難になります。レジストリ変更の前に、必ずエクスプローラーで開く:PCに設定しておいてください。
2. レジストリエディターを開く
左下の検索『ここに入力して検索』で regedit と入力します。
レジストリエディターを管理者として実行します。
3. アクセス許可を変更する
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{679f85cb-0220-4080-b29b-5540cc05aab6}
レジストリエディターで、上のレジストリに移動します。
レジストリで右クリックして、『アクセス許可』を選択します。
詳細設定をクリックします。
変更(C)をクリックします。『ユーザー または グループ の選択』が開きます。
オブジェクト名にAdministratorsを入力して、名前の確認をクリックします。
※「Administrator」ではなく、「Administrators」であることに注意してください。
サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換えるにチェック。
Administratorsのアクセス許可をフルコントロールにします。
これで、レジストリを変更する権限を持つことができました。
4. レジストリを変更する
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{679f85cb-0220-4080-b29b-5540cc05aab6}\ShellFolder
レジストリエディターで、上のレジストリに移動します。
Attributesをダブルクリック(または右クリックして修正(M)を選択)して、値の編集を開きます。
値のデータを a0600000 に修正します。
5. パソコンを再起動する
再起動すると、クイックアクセスが非表示の状態になります。
クイックアクセスを再表示する場合
再表示する場合は、値のデータを a0100000 に戻します。