スウォッチのプラスチック尾錠を交換する【はずれない金属棒の仕組み】

スウォッチのプラスチック尾錠を交換するときに外す方法を説明する画像

スウォッチのプラスチック尾錠は、中央の金属棒をはずせば交換できます。

プラスチック尾錠の金属棒は抜けにくい形状になっています。ペンチなどを使って内側から広げてもなかなかはずれないのですが、金属棒の形状・仕組みがわかれば力加減も分かると思います。

※スウォッチのステンレス製やアルミ製の尾錠には、一般的な時計と同じようにバネ棒が使われています。

この記事では、スウォッチのプラスチック尾錠を交換する方法を解説します。

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プラスチック尾錠の外し方

スウォッチのプラスチック尾錠は、バネ棒ではありません。バネ棒の替わりに金属棒がはめ込んであります。

この金属棒をはずすには、プラスチック尾錠を内側から広げて「バチン」とはずします。

けっこうなちからが必要です。力を入れすぎて尾錠を壊さないように気を付けます。

力が必要なのは、尾錠の金属棒の仕組みに理由があります。

今回の交換ではラジオペンチを使用しました。ラジオペンチには傷防止のためにビニールテープを巻いています。

尾錠の金属棒の仕組み

スウォッチのプラスチック尾錠にはめ込んである金属棒は、抜きづらい形状になっています。

金属棒の先端がやや大きくなっており、差し込むとひっかかる形状になっているのです。

上図の赤丸で示した部分をよく見ると、尾錠側の穴より大きくなっているのがわかります。

そのため、尾錠をはずそうとすると、けっこうなちからが必要になります

まとめ

  • スウォッチのプラスチック尾錠は、金属棒が使用されている。バネ棒ではない。
  • プラスチック尾錠を交換するときは、尾錠の内側から広げて、はめ込んである金属棒をはずす。
  • 金属棒の先端は尾錠側の穴よりやや大きく、抜けにくい形状になっている。だからはずれにくい。

せっかくはずれたプラスチック尾錠の替わりに、バックルを取り付けるのもよいでしょう。バックルは、革ベルトに折れ癖が付かなくて傷みにくい点でも優れています。

BAMBIは、上野御徒町の時計用ベルトメーカーの老舗です。品質の高さゆえに国内・海外の高級時計メーカーのOEMも手掛ける、業界からの信頼も厚いメーカーです。