ローズマリーを増やしたくて、水挿しに挑戦したことがある方も多いと思います。
でも、ローズマリーってなかなか根を出してくれないものです。
私自身は8年ほど鉢植えでローズマリーを育てており、水挿しで増やしてきました。
毎年、春先と秋口に剪定したときに切った枝を水挿ししています。
この記事では、いままでの経験からわかったローズマリーを水挿しで発根させるコツを解説します。
ローズマリーを水挿しで発根させるコツ
- 発根しやすい時期:4月・9月
- 発根しやすい部位:1年以上経った古い枝
- 発根しやすい置き場所:キッチン
- 発根しやすい容器:空き瓶
置き場所は、直射日光の当たらないところならどこでも大丈夫です。
※直射日光に当てると水カビが生えやすくなります。
発根しやすい時期
いままでの水挿しの経験から、一年の中で発根しやすいのは4月と9月ということがわかりました。
春先の暖かくなってきた頃と、秋口の涼しくなってきた頃です。
夏、冬の水挿しは全然ダメでした…。
ローズマリー水挿し・発根データ
発根時期 | 品種 | 発根率 | 期間 |
---|---|---|---|
2018/04 | サンタバーバラ | 1/5 | 失念 |
2018/10 | ウッド | 1/1 | 3週間 |
2019/04 | マリンブルー | 2/6 | 失念 |
2020/04 | マリンブルー | 3/14 | 1ヵ月 |
2020/09 | マリンブルー | 6/10 | 1週間 |
2020/09 | サンタバーバラ | 1/1 | 5か月 |
発根しやすい部位
発根しやすいのは、枝になって1年以上経った古い枝です。
- 木質化した(木のようになった)枝を、枝分かれ部分で切り取る。
- 切り口を斜めにカットし直して、水挿しする。(その方が水を吸いやすい)
ローズマリーを水挿しするときに切り口を斜めにカットする。
この秋口(2020年9月)に根を出した6本のうち、5本が古い枝でした。
今年になって生えてきたような若い脇芽は、なかなか発根しないことが多いです。
発根しやすい置き場所
発根しやすい置き場所のおすすめは、キッチンです。
※直射日光の当たらないところなら、どこでも大丈夫だとは思います。
でも、キッチンなら水を取替えるのを忘れることがないのでおすすめ。
水挿ししている間は毎日水を取替えた方がいいです。
水の取替えを忘れると、ローズマリーに水カビが生えることがよくあるのです。
【おまけ】発根しやすい容器
「ローズマリーが発根しやすい瓶とかってあるの?」と聞かれたことがあります。
正直なところ、よくわからないのです。
でも、口の部分が狭い瓶は発根しやすいような気がします。
今回、発根したときに使った瓶は
- インスタントコーヒーの空き瓶
- リンゴジュースの空き瓶
です。
(左)インスタントコーヒーの空き瓶からは3本がボーボーに根を出した。(右)リンゴジュースの空き瓶は1本が根を出した。
インスタントコーヒーの空き瓶には、4本をぎゅうぎゅうに挿したのですが、そのうち3本から根が出ました。
リンゴジュースの空き瓶には1本を挿して根が出ました。
コップに挿した枝からは根が出ませんでした。