MACDの見方|ヒストグラムとシグナル線でトレンド転換をつかむ方法

エントリーした途端にトレンドが終わるかもしれない…と思うと判断に迷うときがあります。MACDを見ればトレンド転換がわかります。

シグナル線がMACDヒストグラムから飛び出したらトレンド転換のサインです。

また、トレンドが継続していくこともわかるので、押し目のエントリーチャンスを見過ごさなくなります。

MACDの見方の基本

画像の下方に表示しているのがMT4のインジケーター・MACDです。

  • グレー棒グラフ:MACDヒストグラム。短期移動平均線と長期移動平均線の差。中心の0ラインより上なら上昇(買い)勢力、0ラインより下なら下降(売り)勢力。
  • 赤い点線:シグナル線。単純移動平均線。MACDヒストグラムから飛び出したときがトレンド転換のサイン。

MACDでトレンド転換・終焉の確認方法

下降トレンドの終わり(転換点)をMACDで確認しているところ

この画像の下降トレンドを例にすると、赤縦線の時点ですでにトレンドが終わっていることをMACDから読み取ることができます。

なぜなら、シグナル線がMACDヒストグラムから飛び出しているからです。

さらに、トレンド転換によってWボトムとなり、底値にサポートラインが現れています。

そのおかげで次のサポートラインタッチのポイント(グレー矢印)が信頼性の高いエントリーサインになっています。

MACDでトレンド途中の押し目の確認方法

トレンド途中の押し目のときに、トレンドがまだ継続することを確認しているところ

トレンド途中の押し目がトレンドの終わりに見えてしまったせいで、トレンドに乗り遅れてチャンスを見過ごしてしまうことがあります。

MACDを見れば、それが押し目なのかどうかがわかります。

なぜなら、トレンド継続中はMACDヒストグラムにシグナル線がもぐっている状態が続くからです。

この状態のときはローソク足がトレンドとは逆向きに戻っても、それが押し目であると判断できます。

押し目を正しく判断できれば、トレンドのエントリーチャンスを見過ごさなくなります。

MACDの見方・デイトレード向きパラメーター

MACDのパラメーターには通常のパラメーターの他にも、デイトレード向きのパラメーターがあります。

設定値 特徴
通常(初期設定)
短期EMA:12
長期EMA:26
シグナル:9
メリット:精度が高い。大きいトレンドをつかみやすい。
デメリット:デイトレードでは反応が遅れ気味。小さいトレンドが見えなくなってしまう。
デイトレード
短期EMA:6
長期EMA:19
シグナル:9
メリット:反応が早い。小さいトレンドをつかみやすい。
デメリット:大きいトレンド中の精度が低い。押し目が転換点に見えてしまうことがある。