子供の川遊びに使えるライフジャケットってあるのかな。
子供用ライフジャケットで良いものがあれば知りたい。
川遊びに使うライフジャケットなら、サクラマーク(小型船舶に係る安全基準)がなくても構いません。
ただ、サクラマークの付いた製品の品質は高いので、予算があればサクラマークの付いたライフジャケットが安心です。
子供に着用させるなら、落水してもすぐに浮く固型式のライフジャケットが望ましいです。
ライフジャケットを着用していた場合の生存率は、未着用の場合の2倍になります。
この記事では、川遊びに使える子供用ライフジャケットについて解説します。
後半では川遊びに適したライフジャケットを紹介します。
川遊びの水難事故
引用:警察庁「水難の概況」より平成27年~令和1年の総計
水難事故のうち、子供の死者・行方不明者の数がもっとも多いのが河川となっています。
また、水難事故発生時の行為は釣りや水泳などさまざまですが、半数が水遊び中に発生しています。
ライフジャケットの効果
過去10年間、川での水難事故件数 約2900件
内ライフジャケットを着用して亡くなった事例19件
全体の0.65%以下です。
RAC川育ライフジャケット認定ガイドラインによると、ライフジャケットを着用していれば水難事故をほぼ防げることがわかります。
川遊びのほとんどは足のとどく浅瀬になりますが、足をすべらせて急流にさらわれることも十分に想定されます。
前日に雨が降ったり、上流のダムの放水により、川は短時間で増水することもあります。川遊びには見えない危険がはらんでいるのです。
子供にライフジャケットを着用することは親の義務とも言えるでしょう。
川遊びのライフジャケット
- 固型式:浮力体にポリエチレンフォームを使用しているため、すぐに浮く。
- サクラマーク:湖や沼で小型船舶、水上バイクに乗る場合は必要。
- 股ベルト:股下をとおすベルトがあれば、ライフジャケットから子供の体が抜けてしまうことを防げる。
子供に着用させるなら、固型式と呼ばれるすぐに浮くタイプのライフジャケットが望ましいです。
空気を入れて膨らませて使うタイプのジャケットは、流されたときに岩や木の枝にぶつかって破裂することがあります。でも、固型式なら破裂する心配はありません。
ライフジャケットには安全性を示す認定マークがあります。代表的なのはサクラマークと呼ばれる、小型船舶や水上バイクに乗る場合の安全基準に適合することを示すマークです。
しかし、キャンプ場での川遊びに使用するくらいなら、サクラマークが付いてなくても構わないでしょう。
ただ、サクラマークの認定を受けた製品は総じて品質も良いので、予算があるならサクラマークの付いたライフジャケットにしておくと安心です。
キャプテンスタッグ
出典:Amazon
アウトドア・キャンプ用品でよく見かけるメーカーのひとつに、キャプテンスタッグがあります。
キャプテンスタッグは新潟三条で40年の歴史を持つ日本のメーカーです。
アウトドアを知り尽くしたキャプテンスタッグの子供用ライフジャケットは、安全性において信頼できる製品です。
HULA
- 身長:100~120cm
- 体重:15~25kg未満
- 定価:¥8,800
HULAフローティングベスト
※サクラマークなし
- 身長:80~120cm
- 胸囲:50~60cm
- 体重:30~45kg
- 定価:¥4,950
ブルーストーム
出典:Amazon
ブルーストームは、高階救命器具株式会社のライフジャケットのブランド名です。
高階救命器具は大阪で昭和10年から長きにわたり救命器具を製造・販売してきた信頼性の高い日本のメーカーです。
サクラマーク付き・タイプAなので、川や湖での小型船舶や水上ボートでも使用できます。デザインが良いです。
ブルーストームは、子供用ライフジャケットで一番良い製品だと感じます。
Mサイズ
- 身長:100~120cm
- 体重:15~25kg未満
- 定価:¥5,500
Lサイズ
- 身長:120~150cm
- 体重:25~40kg未満
- 定価:¥5,500
ブルーストームは、幼児用ライフジャケットも販売しています。こちらの記事で紹介しています。
まとめ
- 水難事故のうち、子供の死者・行方不明者の数がもっとも多いのが河川であり、発生時の行為の半数は水遊び中。
- ライフジャケットを着用していれば水難事故をほぼ防げる。
- 子供に着用させるなら、固型式と呼ばれるすぐに浮くタイプのライフジャケットが望ましい。
- 高階救命器具株式会社のブルーストームの子供用ライフジャケットが一番いい製品だと感じた。