相場の値動き予測において、ボリンジャーバンドは信頼できるインジケーターです。
トレンド中はバンドウォーク、レンジ相場はリバウンドに使うことで、精度の高いエントリーチャンスを得ることができます。
バイナリーオプションで使うときの設定は、デフォルトのまま
- 期間:20
- 偏差:2.0
でバランスが取れています。5分足でバンドタッチを確認しつつ、1分足でエントリー機会を伺うのがおすすめです。
ボリンジャーバンドの使い方:トレンド中のバンドウォーク
トレンドにおいて、ローソク足がボリンジャーバンドに沿ってバンドウォークしている様子
トレンドが出始めると、ボリンジャーバンドは急に幅を広げて(エクスパンションして)いきます。
トレンド中はローソク足がボリンジャーバンドに沿って並んでいく「バンドウォーク」が見られます。
エントリーチャンスは、ローソク足の頭(下降のときは逆)がボリンジャーバンド±2σを突き出して並び始めたタイミングで『順張り』です。
※考案者であるボリンジャー本人が「ボリンジャーバンドはトレンドの順張りにこそ有効なものである」と言っているくらいです。
ボリンジャーバンドの使い方:レンジ相場のリバウンド
レンジ相場において、ローソク足がボリンジャーバンドにタッチしてリバウンドを繰り返している様子
値動きの幅が小さい横ばいのレンジ相場では、ボリンジャーバンドをリバウンド(反発)のサインとして使えます。
偏差を±2σに設定した場合、値動きの約95%がバンド内に入っていることになります。
エントリーチャンスは、ローソク足がボリンジャーバンドにタッチして、その戻り足が現れたタイミングになります。
ボリンジャーバンドの設定
ボリンジャーバンドの設定で主に使う項目は「期間」「偏差」です。
期間
値(本) | 説明 |
---|---|
10 | 精度がやや落ちるが、トレンドへの反応は早い。 |
20(デフォルト) | 精度と反応のバランスが良い。 |
30 | 精度が高い。トレンドへの反応が遅い。 |
期間の値は日足で見れば日数ですが、バイナリーオプションのように1分足・5分足で見るときは単にローソク足の本数ということになります。チャートでは「線の滑らかさ」となって表れます。
偏差
値(σ) | 説明 |
---|---|
1 | 68%と精度が落ちるが、幅が狭まるためチャンスは多くなる。 |
2(デフォルト) | 95%の十分な精度。精度とチャンスのバランスが良い。 |
3 | 99%と非常に精度が高い。幅が広いためチャンスが少ない。 |
偏差はバンドの幅になります。期間における標準偏差(偏差値)を設定できます。単位はσ(シグマ)です。
MT4 ボリンジャーバンドの表示方法
MT4でボリンジャーバンドを表示するには、ナビゲーターメニューから「Bollinger Bands」を選択します。
- MT4の画面左上で「ナビゲーター(黄色い星印のボタン)」でナビゲーターを表示する
- ナビゲーターの中の インディケータ > トレンド > Bollinger Bands をダブルクリックする