バイナリーオプションで勝てないときの要因を、3つに類推することができます。1. タイミングを間違っているから 2. エントリー期間が適切でないから 3. 大きな時間足で見ていないから
勝率は50%に近づくはずなのに、やればやるほど勝てなくなる…そんなときは、タイミング・エントリー期間・時間足の手法を見直してみることで「勝ち」を取り戻すことができます。
もくじ
1. タイミングを間違っているから
対策 「相場は逆に動く」ことを意識すること!
急に長く伸び始めたローソク足を見ると、つい手を出したくなります。
しかし、「乗り遅れたかも…」と眺めているとまだまだ伸びていくし、「まだ間に合うかも!」と手を出したとたんに戻ってくるものです。
急に長いローソク足が出たときは、その値動きが落ち着いたあとに必ず発生する反動のサインとして利用できます。
急な値動きには付いて行かず、ローソク足が折り返すのを見届けて戻りのトレンドに乗るほうがセオリーと言えます。
江戸時代の相場師・本間宗久は米相場の値動きについて、「市場の期待が先行してもう一段値上がりするだろうと思うころに値下がりするものだ。思惑の半値くらいのところで反転することを常に意識せよ。」と説いています。現代でも通用する相場感の基本は『マンガ 相場の神様 本間宗久翁秘録』で身に付けることができます。
2. エントリー期間が適切ではないから
対策 反発を「避ける」か「想定内」か判断すること!
値動きの読みは正しかったのに、エントリー期間を間違えたせいで負けてしまうのは悔しいものです。
- 急発生したトレンドなら、値動きの急反発を避けて30秒~1分で短時間勝負する。
- 緩やかなトレンドなら、値動きの小反発を想定内として3分~5分、15分でじっくり勝負してみる。
トレンドがどのくらい続くのか予測して、そのトレンドに合ったエントリー期間を見極める判断力を磨く必要があります。
緩やかで規則的なトレンドが見えるチャート(通貨ペア)で勝負することが、「勝ち」に近づく正攻法と言えます。インジケーターのMACD・ADX・ボリンジャーバンドなどはトレンド予測に活用できます。インジケーターを用いたチャート分析はバイナリーオプションでも通用する『ずっと使えるFXチャート分析の基本』が定番の良書です。
3. 大きな時間足で見ていないから
対策 1時間足の中のトレンドを確認すること!
バイナリーオプションで常用する1分足・5分足チャートは、1時間足チャートの中の一部でもあります。
これはトレンドの方向性の見極めに有効活用できます。長時間のチャートのほうがトレンドの確度が高いからです。
- 急に発生した大きな値動きは、1時間足チャートでボリンジャーバンドの接触を確認してみる
- アセンディング・ディセンディングからのブレイクアウトを1時間足で確認してみる
1分~5分の短期間で勝負するなら、1時間足で見えるレジスタンスラインやサポートラインは強い根拠になります。今の1分が、1時間足の上昇トレンドの中にあるのか下降トレンドの中にあるのかを見極めるだけでも、勝つ確率を上げることができます。必勝本『デイトレード』には、バイナリーオプションでも即効性のあるヒントが詰まっています。
ひと休みするだけで自分のトレンドも転換できる
なんとか負けを取り返そうと、つい続けざまにエントリーを繰り返してしまう…この状態のときは連敗します。
1回のエントリーが終わったら、「コーヒーを入れる」「トイレに行く」など別の行動を挟むのが理想です。
頭を冷やすことにはメリットがあります。
- さっきの負けた原因がわかる
- 別の通貨ペアも選択肢に入る
- 大きい視野で値動きが見える
コーヒーを飲んでひと休みすれば、自分の中の「負けトレンド」を「勝ちトレンド」に転換できることでしょう。