B&W 707S2をレビュー【試聴した評価は音像明瞭で低音十分】

Bowers&Wilkins707S2の正面ミッドレンジコーンの画像

B&W(Bowers & Wilkins)707S2のレビューです。

ブックシェルフサイズのスピーカーでありながら音の分解力は抜群。

低音は十分に力強く、音像がくっきりと目の前に浮かぶくらいの臨場感です

リビングでも、寝室でも置き場所に困らないコンパクトなスピーカーです。

この記事では、B&W(Bowers&Wilkins)707S2で試聴して、その感想を書きつづっています。

B&W 707S2のレビュー

Bowers&Wilkins707S2の画像

低音は十分な迫力

十分な低音の再生力を持っています。

当然、ウーファーは必要ありません。

むしろ、これ以上の低音量になると、何か対策をしなければならなくなります。

ツイーターとのバランスは良く、リビングや寝室にちょうどよいチューニングです。

 

ツイーターの音像はくっきり…鳥肌

707S2の音を聞いて鳥肌が立った理由は、くっきりとした音像が目の前に現れたからです。

左右のスピーカーの間に入って定位を取ると、リアルな景色が浮かびます。

ライブ盤を聞いてみてください。

私がB&W 707S2を購入したのは、お店でこの体験をしてしまったからなのです。

 

Bowers&Wilkinsは、アビーロードスタジオなどの録音スタジオでも採用される歴史的実績を持つ、今やイギリスの名門です。

選抜された研究員だけが入室を許される開発ラボは、B&W社の中でもさらに隔離された場所にあります。

このおかげで研究員たちは、外部の批評に耳を貸すことなく一心に音と向き合えるわけです。

B&W 707S2の音もこのラボから生まれました。

B&W 707S2の特徴

新開発のコンティニュームコーン

Bowers&Wilkinsのコンティニュームコーンの画像

長らくB&Wを象徴してきたのは、黄色いケブラーコーンでした。

707S2のミッドレンジユニットには、新たに開発されたコンティニュームコーンが採用されています。

見た目は冷たい印象を受ける色味ですが、黒色の筐体にはよく合っていると思います。

リビングのインテリアの品格をワンランクあげてくれる高級感が漂います。

 

筐体カラーは高級感のある2色

筐体のカラーは「ローズナット」と「ピアノブラック」の2色が用意されています。

ローズナットは、ローズウッドとウォルナットを合わせた造語らしく、木目の化粧をされて上品に仕上げられています。

ピアノブラックは、黒色の塗装を幾重にも塗り重ねてから磨き上げるという手間の掛けようで、硬質で高級感のある仕上げになっています。

店員さん曰く、ピアノの塗装・仕上げとほぼ同じ工程だそうです。

現在は「ホワイト」を加えた3色で展開されているようです。私が購入したのは、インテリアに高級感が映えるピアノブラックです。

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バイワイヤリング接続

Bowers&Wilkins707s2の背面バイワイヤリング接続の画像

B&W 707S2はバイワイリング接続できます。

バイワイヤリング接続にすることでツイーターとミッドレンジが個々で働くので、高音・低音がより際立ちます。

これは、スピーカーユニットの再現力を目いっぱい引き出すための贅沢な工夫です。

B&W 707S2の背中には、音への強いこだわりが埋め込まれているというわけです。

B&W 707S2の試聴に使ったアンプ

B&W707S2のレビューでは、手持ちのアンプMarantz M-CR612を使用しました。

小型のアンプですが、Bluetooth、CD、USBメモリー、ラジオが詰め込まれたオールインワンです。

707S2と組み合わせるとコンパクトなコンポーネントが実現します。

前モデルM-CR611で報告されていたCDトレイの不具合も、M-CR612では解消されています。

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B&W 707S2で試聴してレビュー

Eagles『Hell Freezes Over』

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出典:Amazon

どのスピーカーを試聴するときでも、まず最初に選ぶ音源がEagles『Hell Freezes Over』です。

とにかく録音が良いです。

聞くたびに、音質を損なうことなくCDに詰め込んでくれたエンジニアの技術力に感心します。

サウンドチェックにこのCDを選ぶ人も多いのではないでしょうか。

 

前半にスタジオ、後半にライブと異なる録音が収録されています。

まずはスタジオ録音から2曲目の”Love Will Keep Us Alive”を聴いてみました。

アコースティックギターのリフレイン、音色のなんと生々しいことか。

この距離感はヘッドフォンで聴いているように近い…。

ボーカル、ギター、ベース、パーカッションの音がくっきりと分離していて、録音がパート毎のチャンネルに分けられている事実を感じます。

 

MTVライブ録音の最後の曲”Desperado”はこのレビューにもふさわしいです。

イントロのピアノが鳴り始めると観客の拍手に包まれていきます。

あたかも自分がそこに居るかのように錯覚する臨場感。

ドン・ヘンリーの歌声が重なると、さらにその臨場感は増します。

マイクに上唇を当ててしっとりと歌う姿が目の前に見えるようです。

 

ライブ音源をB&W 707S2で聴くと楽しいです。

観客の声や拍手が、リアリティには欠かせないソースであることに改めて気づかされます。

これは素晴らしい体験です。

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Years & Years『Communion』

years&years-communion
出典:Amazon

エレクトロニカのジャンルからYears & Years『Communion』を選びました。

彼らのデビューアルバムにして、すでに完成されたシンセポップの才能がパンパンに詰め込まれた1枚です。

ウェットに残響する空間的な音作りを、B&W 707S2がどう再現するのか…楽しんでみることにします。

 

1曲目の”Foundation”がフェードインしてくると、深いリヴァーヴによって急速に空間が広がっていきます。

奥行のわからないほどに広い真空の宇宙で、ボーカルと真正面に対峙しているような気持ち。

ボーカル、オリーの声が曲の中でどんどん高くなっていき、空間に響き渡っていきます。

曲が終わると空間は彼方に消え、ただ目の前にB&W 707S2がありました。

 

ボーナストラックからは”Ready for You (Acoustic)”を選曲。

この曲はピアノによる弾き語りです。

こういう少ない音のときに、B&W 707S2の能力が存分に発揮されるように思います。

おそらくマイクをピアノの響板の隙間に入れて収録したのでしょう、弦を叩くハンマーが上下する音までも聞き取ることができます。

リアル。

 

B&W 707S2で聴けば、今まで気付かなかった音に気付く機会が増えるかもしれません。

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Frou Frou『Details』

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出典:Amazon

女性ボーカルの試聴にFrou Frou『Details』、イモージェン・ヒープの声を選びました。

透明で、うれいがあり、美しい。

707S2で聴くと、この魅力が増幅するのです。

 

2曲目の”Breathe In”を聴きます。

イモージェン・ヒープの呼吸がポップガードにかかるのを感じるような、いかにも生っぽい声の表現に心を奪われます。

彼女の声は時々ファルセットに返ります。

B&W 707S2で聴くと、その瞬間さえ待ち遠しくなるくらい。

歌声の中にBreathe in(吸い込む)を感じるなんて、まさにタイトルそのものの体験です。

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このCDではないのですが、”Breathe In”には”Breathe In (Watkins Mix)”なるハウスミュージック・リミックスも存在します。

手元にあるMP3(320kbps)の音源で聴いてみました。

電子音によって賑やかに色付けされていますが、B&W 707S2がそのすべての色を再現してくれます。

たくさんの音が部屋中に満ちる感じがして楽しいです。

ウーファーが無くとも低音の量は必要にして十分。

家庭で使うならこのくらいが丁度よいと思います。

 

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B&W 707S2のレビュー まとめ

  • ブックシェルフでありながら、低音量は十分に迫力がある。
  • ツイーターは、音像がくっきりとしていて超リアル。
  • アンプは、Marantz M-CR612が相性バッチリ。

音を見るような体験を、B&W 707S2でしてみませんか?

B&W 707S2(実売価格:144,000円くらい)

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